迎春へ「運玉投げ」亀石のしめ縄取り換え…宮崎県日南市の鵜戸神宮
宮崎県日南市の鵜戸神宮は27日、素焼きの玉を投げ入れると願いがかなうとされる「運玉投げ」の的になる亀石のしめ縄を取り換えた。本殿のすす払いや絵馬の交換なども行われ、迎春準備が整った。 【写真】ドラム缶で作られた巨大門松
亀石は本殿近くの岩場にある。神職が古いしめ縄を外し、新たなしめ縄を円形となるよう固定した。
同神宮では8月に同市で最大震度6弱を観測した地震で灯籠が倒れたり、参道に亀裂が入ったりした。10月には大雨で近くの市道が落石で一時通れなくなった。黒岩昭彦宮司は「本当に厳しい年だったが、崇敬者から励ましの手紙をいただくなど人の温かみを感じた年でもあった」と話した。