多摩川のアユ遡上は435万尾。前年より約100万尾の減少
東京都は、2015年の多摩川におけるアユの遡上調査の結果を発表した。 推定遡上数は435万尾で、前年より約100万尾、減少した。ただ、2011年からの増加傾向は今年も続いている。 都では、1983年から多摩川下流部でアユの遡上状況を調査している。今年は、3月19日から5月31日までの期間、多摩川河口から11キロメートルの地点で実施。定置網を設置し、午前10時から翌日の午前10時までの24時間に入網したアユの数を毎日、実測した。
推定遡上数は、2010年までは、多い年でも100~200万尾だったが、2011年は約800万尾に急増。2012年には1194万尾に達し、過去の平年の10倍超にも上る遡上数となっていた。