政局のキャスティングボートを握るのは愛知選出議員か 衆院選与党大敗・民主王国復権を受けて専門家が指摘
一方、反自民の受け皿として議席を伸ばしたのが旧民主勢力です。 愛知7区では国民民主党の新人、日野紗里亜さんが自民党前職の鈴木淳司さんを4万230票差で破り、初当選しました。一夜明けた28日… 愛知7区 日野紗里亜さん: 「おはようございます」 駅にはこの人も… 鈴木淳司さん: 「愛知7区をよろしく」 愛知7区 日野紗里亜さん: 「相手候補に託された1票1票の重みを胸に刻んで、私らしく温かい やさしい市町をつくっていきたい」 旧民主勢力の拡大を、県民はどう見ているのでしょうか。 県民: 「予想された結果。自民党があれだけ裏金を動かしたということが、1番大きい問題」 「自民党の1党で握っていたやり方を、まず変えていってもらいたいと思う」 「野党は自民党の批判がメインだった感じがして、あんまり野党が何をしたいのかは個人的には見えてこなかった」 愛知16選挙区の改選後の勢力図は、比例復活当選を含めると、自由民主党が7議席、立憲民主党が11議席、国民民主党が4議席、日本維新の会が1議席、政治団体「日本保守党」が1議席となりました。
愛知県の選挙区の結果と、今後予想される政界再編の動きについて、政治ジャーナリストの青山和弘さんに話を聞きました。 青山和弘さん: 「今回は裏金問題もあって、自民党に逆風なのは間違いない。そんな中で、受け皿になる立憲民主党か、国民民主党の存在が大きかったんです。愛知県は国民民主党が地力がある県なんですよね。それが今回、野党が小選挙区でもかなり躍進した愛知県の現状につながったと私はみています」 今回の選挙では与党が過半数を割り込みましたが、今後注目されるのが政界再編です。 青山和弘さん: 「これだけの選挙結果を受けて、国民民主党とか日本維新の会とか、(連立に)声がかかると思うんですけど、簡単に自公政権・石破政権の継続に賛成するとはやはり思えないんですね。いろいろ話はするといってますので、条件闘争になってくると思うんですが、相当高いハードルを上げてくる。 例えば玉木さんを総理大臣にしてもいいのか、とかですね。そうした可能性もあるわけですね。そんな中で、石破さんがそれに乗るのか乗らないのかという厳しい判断になる」