富岡西、手応えと悔しさ 1回戦で対戦の東邦がV 最優秀応援団賞に生徒ら歓喜 /徳島
<センバツ2019> 平成最後のセンバツで東邦(愛知)が優勝を決めた3日、1回戦で対戦した富岡西の選手たちは、大舞台での経験を糧に一層練習に熱を込めた。また、閉会式で最優秀応援団賞に富岡西が選ばれ、学校は喜びに包まれた。【岩本桜】 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 東邦と好ゲームを展開し、強力打線を3失点に抑えた浮橋幸太投手(3年)は「東邦に優勝してほしいという思いもあったけれど、逃したものは大きかった」と悔しさをにじませた。吉田啓剛選手(同)は「優勝校と戦えていい経験になった」と振り返った。 富岡西は3月28日から練習を再開。小川浩監督(58)は「余韻に浸っている選手は一人もいない」と話す。13日にJAアグリあなんスタジアム(阿南市)で行われるチャレンジマッチで、第72回県高校野球春季大会で優勝した徳島北と戦う。坂本賢哉主将(3年)は「センバツ出場校として、プレー面やグラウンドでの立ち振る舞いに気を使い、しっかり勝ちたい」と気を引き締めていた。 一方、応援団は阿波踊りを取り入れたユニークな応援などが評価された。スクールカラーのえんじ色に染まった一塁側アルプス席からの大声援を受けて、小川監督は「団結力の強さを感じた」と振り返り、応援団長を務めた大喜多秀任選手(2年)は「野球部員だけでなく、地域や先生たちの協力があってこその受賞。うれしいです」と笑顔だった。