LiSAのアニメ作品に寄り添う力の秘密「自分がどうやって世界観に入れるかを意識しています」【インタビュー前編】
テーマソングを担当する上で心掛けていること
――LiSAさんが楽曲を担当される作品はどれもLiSAさんの声がすごく寄り添われているな、という印象があります。作品ごとに、どういったことを意識されているんでしょうか。 自分が制作するときと、歌わせてもらうときとはまた違うんですけど、俺レベはSeason2なので、Season1でみなさんが大切に作られた世界観を壊さないように、私がどのようにその世界に入れるか、ということを意識しましたね。 ――もともとの空気感なども大切にしつつ? みなさんのところに混ぜてもらうような感覚というか……仲間に入れてもらうような感覚があります。 なので、Season1のみなさんがファンの方と過ごしてきた時間を守った上で挑むというものが、作品に対しての姿勢の示し方ではあります。 ――準備としてはどういったことをされたんでしょう? 俺レベに関しては原作があるので、まずは原作を読みました。そこから世界観に入っていきましたね。 ――逆にLiSAさんが誰かに託す場合もあります。そういったときは、「その後」のことも考えていらっしゃったりするんですか? いや、考えてないです(笑)。Season1のときはSeason1のときで最初に制作のみなさんと作る責任があるな、と思うので、その作品のみなさんのお気持ちを伺った上で自分が嘘なく歌えることを意識して作っていっていますね。
意外? LiSAが2024年にレベルアップしたこと
――『俺だけレベルアップな件』というタイトルにちなんで、LiSAさんが2024年にレベルアップしたな、ということを教えていただけますか? 冷凍食品を作るのが上手になりました。冷蔵庫が充実しています(笑)。 ――ちょっと意外な答えでした!(笑) バタバタと忙しい時間が多いんですけど、できるだけ自宅でごはんが食べたいな、と思っています。 ――ちなみにお気に入りの冷凍食品メニューはなんですか? 餃子です。一気に180個とか作ります。 ――大量ですね!餃子の皮のパックを6袋ぐらい買って? そうそうそう!(笑) 一袋30枚入りのものを買って一気に作ります。いつも種だけ余るんですよ。それが悔しくって。作っているうちに180枚買えばOKだということを学びました。 ――おすすめの具材ってあるんですか? 普通ですよ。生姜、ニンニク、ニラも入れます。あ、でもあんまり合い挽きが得意じゃないので、豚肉を入れています。 あと、お気に入りはハンバーグですね。レンコンを入れるとシャキシャキでおいしいんですよ。ぜひレンコン入れてください。ぶんぶんチョッパーで刻んで(笑)。 ――確かにそのメニューだと欠かせないアイテムですね。 あ、あと一番レベルアップしたのはお味噌汁を作る速度です。 ――速度!? そう、味じゃなくて速度(笑)。 冷蔵庫をあけて、食材を選んでカットして出汁をいれて……という手順が速くなりました。お味噌汁だったらすぐに作れます。 ――それも意外でした(笑)。でもやっぱり食生活にも気をつけていらっしゃるんですね。 そうですね。できるだけ自宅で摂れるようにがんばっています。 ――では、2025年、レベルアップしたいな、というものはありますか? レパートリー募集中です! 冷凍しておけるメニューで(笑)。 ――2024年は活動も活発だったかと思います。アリーナツアーも3年ぶりの開催でした。 思った以上に、みなさんが喜んでくれたのが嬉しかったですね。 ――年の初めということで、最後に2025年の音楽活動の展望を教えていただけますか。 2024年はようやく従来の遊び方で1年を過ごせたように思います。やっと取り戻してきた、という感覚ですね。 アジアツアーでも久しぶりにお邪魔できて、『ReawakeR (feat. Felix of Stray Kids)』のような楽曲を持って、まだまだ待ってくれているみなさんのところに行きたいな、と思っています。 なので、今年はもっと会いに行くぞ! という気持ちでいます。 インタビュー後編は3月上旬ごろ掲載となります。お楽しみに! 撮影/堺優史、取材・文/ふくだりょうこ