東海道新幹線で個室が復活!気になる導入時期や設備、SNSの反応をまとめて紹介
東海道新幹線が実施してきた個室に関するサービス
東海道新幹線が2026年度中に個室を導入するとの発表を受け、インターネット上では「昔は新幹線に個室があったのが懐かしい」「個室が復活するのか」といった声も投稿されていました。 そこで、ここでは東海道新幹線が実施してきた個室に関するサービス展開を少しだけ紹介します。 ●2003年まで東海道新幹線で運行していた100系のグリーン個室 100系は、1985年に誕生した新幹線の車両です。編成によって、1人用・2人用・3人用の個室を備えたものと、1人用・2人用・3人用・4人用の個室を備えたものがありました。 2人以上の複数人で使える個室には、テーブルを挟んで2つのソファが向き合うように設置されていたのだとか。 個室のドアの開閉はカードキーで行っていたようで、使用したものは持ち帰り可能だったそうです。もしかすると、現在も当時のカードキーを持っている人がいるかもしれませんね。 2003年9月をもって、後継車両の登場により東海道新幹線での運行を終了しました。 ●2023年に新しく登場! 仕事での利用を想定した「ビジネスブース」 2023年10月から、N700S車両限定で「ビジネスブース」が設置されました。電話やWeb会議、打合せなどを周囲を気にせず行いたいビジネスマンを対象とした、個室のワーキングスペースです。 利用料金はビジネスブースを使う時間の長さによって異なり、0~30分なら10分あたり200円、30~60分なら10分あたり300円です。 コンセントやUSBポート、Wi-Fiも用意されており、仕事をスムーズに進められる環境がしっかり整っている個室です。
東海道新幹線の個室の導入は2026年度中の予定
東海道新幹線は幅広いニーズに対応するため、これまでもさまざまなタイプの座席を導入してきました。そして2026年度中には、個室も整備することを予定しています。 個室が導入されれば、小さな子どもを連れた方や仕事に集中したい方など、たくさんの人が利用するのでしょう。 具体的な設備や価格等は、これから随時発表されます。東海道新幹線の新しい個室はどのようなスペースになるのか、今から楽しみです!
参考資料
・JR東海「東海道新幹線への個室の導入について」 ・JR東海「ビジネスブースのご案内」 ・JR東海「東海道新幹線のビジネス環境の更なる充実について」
成瀬 亜希子