国家公務員でも定年後“約9割”が働いている!?退職金「2000万円」をもらっても働き続ける理由とは
定年退職後に約4割は家計が赤字になっている
前述の調査では、定年後の世帯の家計状況に関しても調査を行っています。回答結果は以下の通りです。 ・十分ゆとりがある 3.7% ・いくらかゆとりがある 14.3% ・ゆとりはないが、赤字でもない 38.8% ・毎月のやりくりに苦労しており、時々赤字が出る 23.3% ・どうやりくりしても、常に赤字が出て生活が苦しい 18.2% ・不明 1.6% 回答結果から、約4割が家計に赤字が出ているということが分かります。2000万円ほど退職金をもらったとしても、家計は赤字になる可能性があるようです。定年退職後に生活苦に陥らないためには、十分に貯金をしておいたり、仕事などで収入を確保したりする必要があるでしょう。
2000万円ほどの退職金を受け取っても、老後生活苦になる可能性がある
2000万円ほどの退職金を受け取れる国家公務員でも、約9割が何かしらの仕事を続けています。仕事を続けたいのは「日々の生計維持のために必要」が一番多い理由です。また、約4割が定年退職後の家計が赤字になっていると回答しています。 退職金として約2000万円を受け取れたとしても、老後の生活は苦しいと感じている方もいるようです。 定年退職後に生活苦に陥らないためには、仕事を続けることを考えた方がいいかもしれません。定年退職後は仕事をしたくないという場合は、十分に貯蓄をしておいたり、年金以外の収入源を確保したりする必要がありそうです。 出典 人事院事務総局 給与局生涯設計課 令和5年退職公務員生活状況調査報告書(6.9.29ページ) 内閣官房内閣人事局 退職手当の支給状況 (1ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部