早くも冬型の事故 凍結路面を夏タイヤで走行か 歩道はザクザク「滑って転びかけた」札幌市
STVニュース北海道
今シーズン初めて雪が積もった札幌市内は、8日も路面には雪が残り、雪や凍結路面でのスリップが原因とみられる冬型の交通事故が相次ぎました。 札幌市内の通勤通学の時間帯の様子です。 7日から8日朝にかけて降った雪で、札幌は午後2時時点で積雪5センチとなりました。 水分を含んだシャーベット状の雪が凍り、路面はザクザクに。 歩きにくい状態となっていました。 (通勤中の人)「いつもよりは早いと思う。ガシガシしていて歩きづらい」 (通学中の人)「きょうやっと靴を変えた。一瞬で冬が来た感じ。何回か滑って転びかけたので気を付けて歩いていきたい」 8日の札幌は最高気温6.9℃となり、中心部では雪解けがすすみましたが、住宅街にはまだ雪が残っているところがありました。 8日朝、札幌市内では雪や凍結路面でのスリップが原因とみられる冬型の交通事故が相次ぎました。 午前8時すぎ、札幌市北区北37条西2丁目の交差点で、創成川通りに沿って父親と歩いていた5歳の男の子が、左折してきた乗用車にひかれる事故がありました。 男の子は鎖骨や右足を骨折する重傷です。 警察の聞き取りに対し、乗用車を運転していた26歳の男性は「信号待ちで停止したところ、屋根に積もっていた雪がフロントガラスに落ちて視界が遮られた。左折して車を停めようとしたところ、男の子をひいてしまった」という趣旨の説明をしているということです。 また、北区太平の跨線橋では午前8時半ごろ、乗用車とワゴン車が衝突しました。 この事故で20代から50代の男性5人が搬送されましたが、いずれも軽傷です。 このうち車線をはみ出したとみられる乗用車は夏タイヤのままでした。 警察はスリップが事故の原因とみて当時の状況を調べています。