トランプ氏は「重罪人」、大統領に適さず 有罪評決巡りバイデン氏
Andrea Shalal Nandita Bose [グリニッチ(米コネティカット州) 3日 ロイター] - バイデン米大統領は3日、トランプ前大統領を「有罪評決を受けた重罪人」と呼び、11月の大統領選で再選されれば、より大きな脅威を米国にもたらすと警告した。対立候補の法的問題を巡り、これまでで最も厳しく批判した。 米コネティカット州グリニッチで開いた資金集めのイベントで、少数の献金者を前に「米国史上初めて、有罪評決を受けた重罪人の元大統領が大統領の座を狙っている」と語った。 これは憂慮すべきことだとした上で、米国の司法制度に対するトランプ氏の攻撃は「より有害だ」とも述べ、結果が気に入らないという理由で司法制度が不正に操作されていると言うのは「無謀で危険だ」と指摘した。 バイデン陣営関係者によると、バイデン氏はトランプ氏の有罪評決について、政治化しているという印象を避けるため、言及することをこれまで控えてきた。 トランプ陣営の広報担当者はFOXスニュースで、バイデン陣営がトランプ氏を重罪人と呼んだことは「恥ずべきことだ」と述べた。 ニューヨーク州地裁の陪審員は先月30日、不倫口止め料の不正会計処理を巡りトランプ氏に有罪の評決を下した。 トランプ氏はこれを不服とし、控訴する意向を示している。