このままではマズイ…。チェルシー、冬の放出候補(6)超逸材だが…。ライバルが強すぎる
直近の2シーズンはチェルシーにとって困難を極めるものだったが、今夏にエンツォ・マレスカが新監督に就任すると、再び強豪の一角として上位争いを演じている。多くの選手が新体制の戦力となれた一方で、アピールに失敗した選手もいる。今回は、来年1月にも出番を求めてチェルシーを去る可能性がある選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:チェーザレ・カザデイ(U-21イタリア代表) 生年月日:2003年1月10日 24/25リーグ戦成績:0試合0得点0アシスト チェーザレ・カザデイは2023年夏に行われたU-20ワールドカップ(W杯)で大会MVPと得点王に輝いた。そんな逸材も今冬に新たな活躍の場を求めるかもしれない。 彼がイタリアの未来を嘱望されるタレントであることは間違いないが、所属するチェルシーでは出場機会を確保することに大苦戦。プレミアリーグでは第9節終了時点で一度も出場機会がなく、10月末の時点ではUEFAカンファレンスリーグ(ECL)とリーグカップの計3試合のみの出場に留まっている。 カップ戦でのパフォーマンスは素晴らしいが、それがプレミアリーグでの出場機会増加に繋がっていないのが厳しさを物語っている。チェルシーの中盤は選手層が厚く、カサデイの前にはレギュラー格のモイセス・カイセド、エンソ・フェルナンデス、ロメオ・ラヴィアに加え、指揮官がレスターから連れて来たキアナン・デューズバリー=ホールも立ちはだかっている。 トップチームでの経験が豊富な上に、実力も十分に兼ね備えている彼らを差し置いて、カサデイを起用しなければいけない理由はあまり見つからない。 エンツォ・マレスカ監督とは昨季前半戦に期限付き移籍先のレスターで半年間共闘した経験があったが、そのハンデを活かしきれなかった現状を踏まえると、冬の移籍市場で移籍をするのが最善策となるかもしれない。
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