感謝と惜別 老舗百貨店とパルコが「最後の初売り」 今年、相次いで閉店へ 「中心市街地がさみしくなる…」
長野放送
2025年に閉店する長野県松本市の井上百貨店と松本パルコで「最後の初売り」が行われました。 井上百貨店には午前10時の開店前に長い列ができました。 お目当ては福袋です。 今年3月末に閉店する井上百貨店。1885(明治18)年に呉服店として創業しました。 最後の初売りには創業140周年を記念して1万4000円の福袋を100個用意しました。 1万5000円分の台所用品と1万円分の商品券が入っています。 福袋を購入した男性: 「妻と一緒に開けて中身を確認したいと思います。小さい時からあったので閉店はさみしい気持ちがあります」 福袋購入した女性: 「お目当ては福袋の中身のフライパンです。最後の記念にと思う気持ちと一緒に購入しました」 2月末に閉店する松本パルコも最後の初売りです。 各テナントの福袋やセール商品を求めて多くの客でにぎわいました。 訪れた客は: 「(閉店すると)中心市街地のさみしさがありますね。」 松本市では中心市街地の井上百貨店、松本パルコだけでなく、郊外のイトーヨーカドー南松本店も今月13日に閉店します。 今年、商業施設が相次いで姿を消すことになります。
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