現・帝国劇場“最後”の『DREAM BOYS』 大千穐楽に亀梨和也がサプライズ登場!
Snow Manの渡辺翔太とSixTONESの森本慎太郎が共演する『DREAM BOYS』(演出:堂本光一)が、10月29日、東京・帝国劇場で大千穐楽を迎えた。建て替えに伴い2025年2月より一時休館するため、現・帝国劇場では最後の公演。特別カーテンコールには、亀梨和也(04~12年主演)がサプライズ登場し、渡辺・森本両名の労をねぎらった。 【全ての画像】『DREAM BOYS』大千穐楽の模様(全7枚) 2004年1月の滝沢秀明主演による初演以来、亀梨和也(04~12年主演)、玉森裕太(13~18年主演)、岸優太(19~21年1月主演)、菊池風磨(21・22年主演)らを中心に、毎年さまざまな組み合わせで大切に演じ継がれてきた、夢見る少年たちのかけがえのない友情を描いた物語『DREAM BOYS』。2019年公演からは、演出に堂本光一が加わり作品を磨き上げてきた。 渡辺と森本は、昨年から続投し、子どもの頃からボクシングジムへ一緒に通う親友でありながら、ある出来事をきっかけに道を分かつことになったふたりを演じた。 渡辺は「無事に現・帝国劇場で、最後の『DREAM BOYS』の千秋楽を迎えることができ、うれしく思っています。と同時に、これで『DREAM BOYS』の幕が閉じるのかと思うと、さみしい気持ちでいっぱいでもあります」と、座長を務めた約2年間に感無量の面持ち。 一方の森本も「2004年から2024年まで、約20年間というすごい歴史が詰まった舞台の、現・帝国劇場ラストに立てたこと、本当にうれしく思います。しょっぴー(渡辺)のフライングを見ていて、客席も見たんですよ。すっごくいい景色でした。ハッピーな空間で、やって良かったなと思いました」と達成感を示した。 少年忍者を代表し、川﨑皇輝と織山尚大が未来を見据えたフレッシュな挨拶を披露すると、渡辺は「100点以上のコメント、ありがとうございます」と目を細める。渡辺から鳳蘭に花束が手渡される際には、「20年間ありがとうございます」(渡辺)、「違う、違う(笑)。16年よ」(鳳)と微笑ましいやりとりも。 すると舞台袖から、「Next Dream(フィナーレVer.)」の一節を歌いながら、亀梨が登場。客席から大歓声が沸き起こり、渡辺と森本は「マジで聞いてない」と慌てた様子だ。サプライズ成功の亀梨は「今日、観させてもらっていました。おめでとうございます」と明かし、劇場内のボルテージは最高潮に。亀梨は「僕自身は2004年から2012年まで、0番(舞台のセンター)に立たせてもらって、計388公演」と当時を振り返ると、「久しぶりの0番だから」とステージ前方に歩み出る瞬間もあり、渡辺は「この背中を見て、今こうして亀梨君の位置をやらせてもらっているし、(後輩に)自分の背中を見せられる立場になった」としみじみ語っていた。 また、渡辺は自身にとっての『DREAM BOYS』初演となった昨年を振り返り、「亀梨君が、光一君の演出のスパイスを取り入れながら、渡辺翔太としての個性を出さないとダメだよとアドバイスをしてくれて、今年はそれを踏襲したかったし、それができたと自信をもって言える」と胸を張る。森本も「エンターテインメントの素晴らしさを改めて感じた」と誇らしげだ。 そんな後輩たちの姿に、亀梨は「昨年やったからこその気持ちの変化が感じられ、うれしかったです。みんながバトンを引き継いでくれて、『DREAM BOYS』が進化していく過程を見させてもらって幸せ。20年間、ありがとうございます」と感慨しきり。『DREAM BOYS』の主演を最長期間務めた現・帝国劇場に対しては、「とにもかくにもエンターテインメントというものの基礎を学ばせていただいた場所」と思いを噛みしめていた。 取材・文・撮影(集合写真、トロフィー写真を除く):内田涼 <公演情報> 『DREAM BOYS』 演出:堂本光一 出演: 渡辺翔太(Snow Man)主演 森本慎太郎(SixTONES)Champ 少年忍者 (田村海琉 織山尚大 川﨑皇輝 深田竜生 黒田光輝 檜山光成 久保廉 小田将聖 元木湧 北川拓実 青木滉平 安嶋秀生 ヴァサイェガ渉 鈴木悠仁 瀧陽次朗 川﨑星輝 山井飛翔 長瀬結星 豊田陸人 稲葉通陽) 紫吹淳 鳳蘭 2024年10月9日(水)~10月29日(火)※公演終了 会場:東京・帝国劇場