「本物は違う」元ポセイドンジャパンの選手 県内唯一の高校生チームや小中学生を指導 4年後の「国スポ」見据え、競技力向上へ
長野県内で唯一、高校に水球チームがある長野東高校で15日、元日本代表選手による練習会が開かれました。4年後、長野で行われる国民スポーツ大会を見据えた取り組みです。
「水中の格闘技」とも呼ばれる水球。県内で唯一、高校にチームがある長野市の長野東高校で15日練習会が開かれ、高校生や小中学生24人が参加しました。 指導したのは元日本代表の吉田拓馬さん。ポセイドンジャパンとして東京オリンピックにも出場しました。 4年後、県内で開かれる国民スポーツ大会も見据え、県内の競技人口増加やレベルの向上を目的に特別に招きました。
水球男子元日本代表・吉田拓馬さん: 「まずはシュートを狙いにいく。ディフェンスを引きつけて中にパス」 吉田さんは参加者に声をかけながら一緒に練習に混ざります。 吉田拓馬さん: 「まわしこめ、まわしこめ」 高校生相手にシュートを披露。 奥野天尊さん(小学5年): 「本当に水球のプロ。戦ったら一瞬で負けそう。吉田選手よりも強くなりたい」
長野東高校の生徒は今週末に北信越大会を控えています。トップアスリートの技を間近で感じ、良い刺激になったようです。 長野東高校・宮崎真以星主将: 「本物は違うなという『圧倒感』。この人の教えを受けていて、自分の実力にしようという思いが(チーム内で)強いので、試合で生かしていけるのではないかと思っている」 水球男子元日本代表・吉田拓馬さん: 「元オリンピアンであったりとか、関われる機会をつくってもらえることで、子どもたちのモチベーションも上がると思いますし、自然と強くなってきて、意識も変わって、結果も残せると思うので、今回のこの機会はすごくありがたい」 県の水泳連盟は今後も定期的にトップアスリートを招いた練習会を開いていきたいということです。
長野放送