相模原ライズ、福岡サンズに競り勝つ X1スーパー4位に浮上
アメリカンフットボール日本社会人リーグの「X1スーパー」第5節が10月27日、富士通スタジアム川崎(川崎市)で行われ、ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)はPLEIADES福岡SUNS(以下、サンズ)に42-21で勝利した。観客数は637人(相模原町田経済新聞) 2勝1敗1分のライズと初勝利を目指すサンズとの一戦。前日の試合でOrientalBioシルバースターがオービックシーガルスに敗れたことにより、ライズのライスボウルトーナメント進出は確定している。より優位な位置でトーナメントを戦うため、城ヶ滝一朗ヘッドコーチ(HC)は「20点以上の差をつけて勝つ」と意気込みを見せていた。 試合は、コイントスで勝ったサンズが前半リターンを選択。サンズはリズムよく攻撃を進め、タッチダウンパスを決めて先制する。折り返しの攻撃で、ライズもランニングバック(RB)吉澤祥選手のランプレーなどで前進し、最後はクオーターバック(QB)カート・パランデック選手が自らエンドゾーンに持ち込んで同点とする。 第2クオーター、ライズ最初の攻撃をインターセプトで奪ったサンズがタッチダウンにつなげて再びリードする。追いかける展開がつづくライズは第2クオーター終盤、サンズQB半田敦也選手がライズ陣地32ヤード付近からエンドゾーンを目がけて投げたパスをディフェンシブバック(DB)山口昂一郎選手がインターセプトして流れを引き寄せると、QBパランデック選手がワイドレシーバー(WR)大谷空渡選手へのタッチダウンパスを決めて同点で試合を折り返す。 サンズのキックオフで始まった第3クオーター、ライズRB吉澤選手が37ヤードをリターンすると、パランデック選手がWRテイヴィアン・カニンガム選手に61ヤードのタッチダウンパスを通す。次の攻撃でもカニンガム選手へのタッチダウンパスを決めてリードを広げる。第4クオーター開始早々、サンズに1タッチダウンを返されるが、QBパランデック選手がWR宜本潤平選手とカニンガム選手にそれぞれタッチダウンパスを通して得点を重ね、3試合ぶりの白星で4位に浮上した。 試合後、ライズの城ヶ滝HCは「結果は良かったものの、とくにディフェンスがダメダメだった。反則で100ヤード近くロスをするという自滅に近い内容」と振り返る。 次は3年連続でライスボウルに進出している強豪のパナソニックインパルスと大阪で対戦する。城ヶ滝HCは「しっかり勝ちに行く。勝てる実力はある」と気を吐く。
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