膝を落として目線合わせ「おつらかったですね」天皇皇后両陛下が能登豪雨の避難所で被災者をお見舞い「お体を大切に」
石川県の能登半島の豪雨の被災地を訪問中の天皇皇后両陛下は、避難所を訪れ、被災者を見舞われました。 【画像】被災現場で黙礼…被災者とは腰を曲げて目線を合わせて交流された両陛下 17日昼ごろ、輪島市の能登空港に到着された両陛下は、川が氾濫し住宅が流された久手川町の現場で犠牲者に黙祷を捧げられました。 その後、輪島市内にある中学校の避難所に足を運ばれました。 この中学校では、豪雨により仮設住宅が浸水した人たちなどおよそ50人が避難生活を送っています。 陛下は「いかがでいらっしゃいますか」と声をかけ、皇后さまも「お家はどのあたりに?」と声をかけられました。 両陛下は膝を落として目線を合わせ、1人1人の話にじっと耳を傾けられました。 元日の地震で自宅が全壊し、やっと入居した仮設住宅が豪雨で浸水し、心にぽっかりと穴が空いた状態と話す女性に、皇后さまは「おつらかったですね」と寄り添われました。 中には涙ぐむ人の姿もあり、両陛下は「大変な思いをされて」「どうぞお体を大切に」と厳しい寒さの中での避難生活を案じられました。 この後、両陛下は輪島市役所に戻り、警察や自衛隊などの関係者とも面会し、泥水を飲みながら、取り残された人たちを背負って救助した当時の状況などについて話を聞き、「どんな御苦労をされましたか」「ご自身も危険な思いをされましたか」「大変だったでしょう」「皆さんによろしくお伝えを」などと労いの言葉をかけられました。 両陛下の能登半島への訪問は2度の地震の被災地お見舞いに続き今年3回目で、能登空港で珠洲市長や能登町長から被災状況について説明を受けた後今夜帰京されます。
フジテレビ,社会部