センバツ21世紀枠、県推薦校に境 地元生徒のみで強豪連破 /茨城
県高校野球連盟(塚本敏雄会長)は10日、来年3月に阪神甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会(日本高野連、毎日新聞社主催)の「21世紀枠」県推薦校に、境高校を選出したと発表した。同校の推薦は初で、県立高校の推薦はセンバツ出場を果たした石岡一以来2年ぶり。 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 境高は旧制中学より続く創立93年の伝統校。大学進学や部活動が盛んで、春季県大会で優勝経験がある野球部にも、文武両道の校風が浸透している。監督が英語の教員のため、部員全員で毎年英検に挑戦。学級委員長など学校生活でも中心的な役割を果たす部員も多い。 こうした中で、秋季県大会では、甲子園出場経験もある土浦日大、常磐大高を破り、ベスト8進出。週3日の課外授業で練習時間が限られ、グラウンドもサッカー部との共用でフリーバッティングが行えない中で、地元出身生徒のみでの成果をあげたことは快挙と言え、県推薦校にふさわしいと判断された。 今後、各都道府県の推薦校から、全国9地区ごとに候補校を絞り、最終的には来年1月29日の選考委員会で出場3校が決まる。