衆院解散、選挙戦突入 〝戦後最短〟で市選管は大わらわ【宇部】
衆院は第214臨時国会会期末の9日に解散され、与野党は事実上の選挙戦に突入した。政府は臨時閣議で、第50回衆院選を「15日公示、27日投開票」の日程で行うことを決定。総選挙は2021年10月以来3年ぶりで、内閣発足から8日後の解散、26日後の投開票はいずれも戦後最短。小選挙区の「10増10減」に伴う新たな区割りで実施される初めての選挙となる。 宇部、山口、防府の3市からなる新1区には、自民現職の高村正大さん(53)、立憲民主新人の坂本史子さん(69)、国民民主新人の野田陽志さん(48)、共産新人の三藤美智子さん(67)の4人が立候補を予定。山陽小野田、下関など5市1郡からなる新3区には、自民現職の林芳正さん(63)、日本維新の会新人の伊藤博文さん(55)、共産新人の吹上政子さん(69)が立つ予定。 内閣発足から最短日程で投開票が行われる選挙となり、宇部市選挙管理委員会(福永浅乃委員長)では対応に大わらわだ。候補者のポスター掲示板は、5日から市内で順次設置を始めており、12日までには全341カ所を終える。市役所前は10日朝に取り付けられた。 投票所入場券は、15日から順次郵送が始まり、17日までには市内の全有権者に届く予定。16日からは市役所、各市民センター、北部総合支所で期日前投票が始まるが、投票所入場券がなくとも可能となっている。不在者投票の手続きと郵送先は市選挙管理委員会となる。 選挙公報は、朝刊折り込み、ポスティングなどで23~25日に各戸配布する。県選挙管理委員会のホームページでは17日からの掲載を予定しているという。