お雑煮ってこんなに違うの!? 関東や関西、博多など全国5エリアのご当地雑煮を『茅乃舎』で食べ比べてみた
●お正月に欠かせない「お雑煮」。「茅乃舎だし」のウェブコンテンツ『お雑煮という奇跡』のお雑煮食べ比べイベントに潜入し、5種類のお雑煮を実食! ぜひ来年のお雑煮の参考に。
年末年始の準備に忙しい時期ですね。昨今は様々なスタイルの正月料理も登場し、伝統にとらわれすぎない肉おせちやスイーツおせちなど、カジュアルなものも人気を集めています。 イチオシのご当地お雑煮はどれ? 画像でチェック! 特に、元日の朝に食べるお雑煮もご馳走ですね。雑煮は室町時代、京都から始まり、江戸から全国へと広がっていきました。もともとは上流の武家や公家と言った身分の高い客人をおもてなすための料理でしたが、現在は新年を祝う料理として定着しています。
土地ごとの食文化に影響を受け、東西にざっくり分けると餅は丸や角に分かれ、味付けは醤油ベースのすましなのか白味噌なのか。出汁と言っても鰹節や昆布、煮干しが一般的なようですが、地域によってはアゴ(トビウオ)や貝、干し海老なども使われるようです。
筆者の実家・北海道では鶏もも肉で出汁をとり、醤油やめんつゆを入れて味をととのえていましたし、夫の実家は海老雑煮なので、実はどのスタイルの雑煮も初めまして!
「関西風雑煮」は白味噌ベースで親しみやすい味!
一番、親しみやすかったのは、関東風雑煮。鰹出汁がよくきいていて、すごくシンプルでした。一方、関西は、やはり甘みのある白味噌の味がとてもユニーク。確かにこれがお雑煮として育ったら、これ以外は考えられないくらい個性があります。
ブリが入った「博多雑煮」
博多雑煮は、なんとブリを使っています。地元では年末、市民によるブリの争奪戦が繰り広げられるほど、新年を迎えるにあたってなくてはならない食材だそう。アゴと煮干しで取った出汁は深みがあり、ブリのジューシーさを引き立てます。これは贅沢なお味!
島根の「出雲雑煮」はシンプルながら個性的な味わい
出雲雑煮は、鰹と昆布の出汁に丸餅に岩海を合わせた非常にシンプルな構成ですが、非常に個性的で磯の香りが豊か。この汁に餅の組み合わせがとても新鮮でした。
いくらを乗せた贅沢な新潟の「鮭雑煮」
鮭雑煮は、大きめにカットされた人参やこんにゃく、里芋など具材に食べ応えがありました。北海道の三平汁を思わせる味わいでほっこり。鮭の出汁もしっかり溶け出していて、深みのある味わいを楽しめますよ。 気になる雑煮の味は、公式ホームページでは「お雑煮という奇跡」と題したお正月に合わせた特別コンテンツで公開中。さらに、年末年始には全国15店舗の『茅乃舎』にて博多・関東・関西等のお雑煮試食を実施しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。