ロスシー国際

（左から）錦織圭とマリアーノ・ナヴォーネ[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのロスシー国際（イギリス/イーストボーン、芝、ATP250）は25日、プロテクトランキング（負傷などによる長期離脱選手の救済措置）で出場する世界ランク399位の錦織圭と第6シードのM・ナヴォーネ（アルゼンチン）のシングルス1回戦がコート1の第3試合に組まれた。同コートの第2試合は日本時間20時30分（現地12時30分）以降に開始予定。 【錦織圭vsナヴォーネ 1ポイント速報】 34歳で元世界ランク4位の錦織が芝コートのツアー大会に出場するのは2021年のウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）以来、約3年ぶり。 初戦で対戦することとなったナヴォーネとは初の顔合わせとなる。 世界ランク32位のナヴォーネは今季急成長を遂げている23歳。今年2月のリオ・オープン（ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500）では予選を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦でツアーマッチ初勝利を記録。勢いそのままに同大会で準優勝を果たした。 さらに4月のハッサン2世グランプリ（モロッコ/マラケシュ、レッドクレー、ATP250）で4強入り、ティリアク・オープン（ルーマニア/ブカレスト、クレー、ATP250）では再び準優勝を果たしている。 これまで四大大会の本戦に出場したことがなかったナヴォーネだが、世界ランキングを一気に上げたことで先月の全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）では四大大会本戦のデビュー戦をシード選手として迎えた。全仏オープンは初戦を白星で飾ったものの、2回戦で敗れている。 ナヴォーネの世界ランキングは2024年開始時点は125位だったが、現在は32位となっている。 ナヴォーネにとって今大会はキャリアで2度目の芝コートのツアー大会出場。初の芝コートでのツアー大会となった前週のシンチ・チャンピオンシップス（イギリス/ロンドン、芝、ATP500）は初戦で敗退しており、芝コートでのマッチ初勝利を錦織戦で狙っている。 今季勢いに乗っている新鋭を相手に錦織はどのような戦いをみせるか、注目が集まる。 なお、この試合の勝者は2回戦で世界ランク49位のF・コボッリ（イタリア）と同68位のA・リンデルクネシュ（フランス）のどちらかと対戦する。