映画『見える子ちゃん』（2025年初夏公開）（左から）久間田琳加、なえなの、山下幸輝が出演（C）2025『見える子ちゃん』製作委員会

　ある日突然霊が見えるようになった女子高生・四谷みこが、恐怖に耐えながら霊をひたすら無視する青春ホラーエンターテインメント、映画『見える子ちゃん』（2025年初夏公開）。原菜乃華が演じる主人公・四谷みこを取り巻く学園の仲間たちとして、久間田琳加、なえなの、山下幸輝の出演が明らかになった。 【動画】久間田琳加・なえなの・山下幸輝のインタビュー映像 　カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数8500万回、国内発行部数300万部を突破した泉朝樹によるホラーコメディ漫画『見える子ちゃん』を実写映画化した本作。次々と現れる不気味な存在にハラハラしつつ、お化け屋敷のようなスリルとワクワク感を体験できる。監督は、『仄暗い水の底から』（02年／脚本）や『残穢 -住んではいけない部屋-』（16年）などで恐怖表現に定評のある中村義洋が務める。 　久間田は、雑誌「nicola」でモデルデビューし、現在は「non-no」専属モデルとして活躍中。映画『おとななじみ』（23年）、『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』（23年）、ドラマ『私たちが恋する理由』（24年／テレビ朝日）などで主演を務め、ヒロイン役を務める『顔だけじゃ好きになりません』の公開（25年3月）も控える。本作では、霊を引き寄せる体質ながらその存在に気づかない天真爛漫な百合川ハナを、持ち前の明るさで魅力的に演じた。 　「ホラーが大の苦手」という久間田だが「本当にホラー映画の撮影中!?というくらい明るい現場で、初のホラー作品も楽しみながら撮影できました」とコメント。撮影現場を見学した原作者の泉は久間田の演技について「ハナの天真爛漫な明るさだけでなく、意外といろいろ考えている繊細な一面など、表情や演技を通して“ハナ感”を感じられて印象深かった」と振り返る。 　なえなのは、TikTokを中心にSNS総フォロワー数700万人超の人気を誇り、『ズームイン!!サタデー』（日本テレビ）にレギュラー出演するほか、『東京タワー』（24年／テレビ朝日）、『モンスター』（24年／フジテレビ）にゲスト出演し話題を集めるなど、俳優としても目覚ましい活躍を続けている。今回が映画初出演となり、霊感を持つという謎めいたツンデレキャラの二暮堂ユリア役に挑む。 　なえなのは自身が演じるキャラクターについて「破天荒な子だけど、作品の中でどんどん成長していく」と分析、さらに「現場の皆さんに背中を押されながら私もこの作品を通して成長させていただいた」と語る。中村監督はなえなのについて「実は裏では相当な努力をしているはず」とコメントし、難しいシーンも1発でこなしたなえなのに称賛を送っている。 　山下は、ドラマ『君の花になる』（22年／TBS）で注目を集め、その後も『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（23年／日本テレビ）や『御上先生』（25年／TBS）など、話題作に立て続けに出演。さらに、24年9月にアーティスト活動も開始し、1stデジタルシングル「WILD BLUE」でデビューを果たした。本作では映画オリジナルキャラクターでミステリアスなオーラを纏う生徒会長・権藤昭生役として新たな魅力を発揮する。 　山下は「どれだけ魅力的なキャラクターにするか、監督に意見を頂きながら一緒に考えて」作り上げたと撮影を振り返り、原作者の泉は「みこやハナやユリアの新たな一面を引き出してくれるような役」と原作には登場しない昭生のキャラクターに期待のコメントを寄せている。