ママ友の家に遊びに行ったら「ペーパータオル」で手を拭いているようでした。タオルなら「タダ」ですよね? 家計に余裕があってうらやましいです…
ペーパータオルのメリット
ペーパータオルは金銭面の負担が大きいようにも思えますが、衛生的であるのがメリットです。 大王製紙株式会社は、高温多湿の場所で菌の付いたタオルを放置すると、12時間後には菌が7500倍に増殖するとの調査結果を発表しています。手洗いした後に水分をタオルで拭き取ると手に残った菌が増殖し、他の家族に菌をうつすリスクが高まります。 家族間でタオルを分ける、一度使ったら洗濯するなどの工夫をして清潔さを保つこともできますが、手間や費用がかかってしまいます。 ペーパータオルを使用すれば、菌の付着をさほど気にすることなく、常に清潔な状態で手を拭くことができます。共働きで忙しくこまめにタオルを交換できない、医療職で感染症が気になる、体の弱い高齢者がいるといったご家庭は、タオルよりもペーパータオルを使用する方が合っているかもしれません。
タオルは経済的、ペーパータオルは衛生的
金銭面を考えると、洗って何度も使えるタオルで手を拭いた方がお得です。ただ、タオルを濡れたまま放置すると菌が繁殖しやすくなり、他の家族に菌をうつすリスクも高まります。 ペーパータオルは使い捨てでコストはかかりますが、常に清潔な状態で手を拭けるのがメリットです。医療や介護の現場で働いている場合や、家庭内に高齢者や小さな子どもなど免疫機能が弱い方がいる場合は、ペーパータオルがおすすめです。 湿度が気になる夏場だけペーパータオルを使うなど、使用する期間を限定するのも良いでしょう。 出典 ライオン株式会社 コロナ禍での手洗い実態調査 総務省統計局 小売物価統計調査(2023年11月) 大王製紙株式会社 エリエール いますぐ始める衛生習慣 執筆者:山田麻耶 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部