ガンダムが宇宙から東京五輪を応援 組織委が会見(全文2)材料や塗料をゼロから検討
ISSへの輸送手段について
中須賀:はい。ありがとうございます。にこにこされてましたけど、ものすごく大変なんですよ、本当はね。それを頑張ってやっていただいて、そういうのが結局、最後は宇宙につながる、宇宙でちゃんと動くものにつながるということで、やっぱり宇宙に行くのは楽じゃないんですね。そういった努力の結果をもって、いよいよ衛星を打ち上げるということになります。 さて、どうやって宇宙ステーションに持っていくかということを、ちょっと簡単にご紹介したいと思います。宇宙ステーションに行く道は、今、世界中で3つほど、輸送手段がございます。1つはもちろんJAXAさんのHTVですね。「こうのとり」。これに入れて持っていくというケースもあるし、あるいはアメリカのほうでは2種類あって、1つは「シグナス」という、こういうビークルに載っけて宇宙ステーションに持っていくというケースもございます。それからもう1つはスペースXの「ドラゴン」っていうビークルに載っけて持っていくというケースもございます。 これのどれになるかというと、ちょっと時期によりますのでまだはっきりとは決まっておりませんけれども、いずれかの手段でISSに運ばれ、そこから放出されると。この持っていくような流れ、それから宇宙ステーションでどんなことがやられるのかということについて、ビデオ用意しておりますので見ていただきたいと思います。それじゃあよろしくお願いします。 これ地上ですね。持っていく、運んでいくときの、ある種、格納ケースのようなものに、このCubeSat、この小さなサイズを入れている。こういう3Uという、10センチ、10センチ、30センチだけじゃなくて、10センチ立法という、1Uと言いますけれども、そういった小さなサイズの人工衛星もございます。 こういうのを詰めて、最後、ああいうふうになって、いよいよ打ち上げ。これはアメリカから打ち上げるスペースXですね。「ドラゴン」に乗っかって宇宙ステーションまで行きます。宇宙ステーションのアームで「ドラゴン」を捕獲した様子ですね。このあと中のものを宇宙ステーションの中に運んでまいります。 はい、これが日本のモジュール「きぼう」ですね。これは金井さん乗っていますね、覚えてます? 金井:はい。 中須賀:はい。ということでハッチのところにあるこういう格納スペースですね。このポッドと僕らは呼んでいますけれども、このポッドの中に3U、あるいは1Uの衛星を詰め込むという作業が、これは機内でやるんですね。 金井:はい、詰め込まれている機構はもうそのまま付いてます。それを取り付ける作業。 中須賀:取り付ける作業。はい。で、向こうに見えてるのがハッチで、ハッチを通して宇宙空間に出されると。今度はロボットのアームを使って、ハッチから出た格納スペースからこうやって放出されるというのが全体の流れでございます。 ということで、お分かりになりましたでしょうか。こういう流れで宇宙ステーションに持っていって放出ということになります。以上で私のほうからの説明を終わりにしたいと思います。どうもありがとうございました。