干支にちなんだ木彫りの白ヘビ親子展示 館山野鳥の森(千葉県)
館山市大神宮にある館山野鳥の森のふれあい野鳥館入り口に、正月を前に来年の干支(えと)、巳(み)年にちなんだ白ヘビの親子の木工彫刻がお目見えした。 職員の岩並政雄さん(73)がチェーンソーだけで作る毎年恒例の作品。未(ひつじ)年の彫刻を作った2014年から始め、今回が11作目となる。 高さ約2メートルの親ヘビはするりと頭を上げて破魔矢をくわえ、子のヘビは70センチほどでかわいらしい表情を見せている。今年は太い木を探すのに苦労したというが、南房総市の根本海岸で直径約45センチの流木を見つけ、一木造りで制作した。 この苦労に加え、「ヘビが苦手なんです」と話す岩並さん。苦手ながらも特徴を捉えようと写真などを参考に、4日間をかけて完成させた。子のヘビを添えたのは、「少しでもかわいらしいと思えれば」という思いからだ。 岩並さんは「始めた頃はこんなに続くなんて思いもしなかった。お正月は初詣とあわせて見に来てもらえたら」と話していた。