マルク・プビル、今夏のアタランタ移籍が決定的に? パリ五輪参戦中の21歳スペイン人右SB
アルメリアに所属するU-23スペイン代表DFマルク・プビルのアタランタ加入が間近に迫っているようだ。『スカイ・イタリア』が7日に報じている。 今回の報道によると、アタランタはプビルの獲得について、アルメリアとクラブ間合意に至っているという。21歳の右サイドバックについてはローマも獲得に乗り出していたが、最終的にはアタランタが“争奪戦”を制したようだ。 移籍金は1600万ユーロ(約26億円)ほどで、そこにボーナスが加わるとのこと。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ボーナスの金額は400万ユーロ(約6億4000万円)ほどの見込みだ。契約には、将来の移籍金の一部がアルメリアに支払われる“売却条項”も付いているという。選手側の最終確認が取れ次第、移籍に向けて“青信号”が点灯する模様だ。 現在21歳のプビルはエスパニョール、マンレサ、レバンテのカンテラ(育成組織)を渡り歩き、2021年12月にはレバンテでトップチームデビュー。翌2022-23シーズンからレバンテの右サイドバックとして定位置を確保すると、2023年夏にはアルメリアへ完全移籍加入した。シーズン前半戦はひざの負傷に苦しめられたものの、復帰後は不動の立ち位置を確立。チームは“セグンダ”(2部)降格の憂き目を見たものの、プビル個人としてはラ・リーガ23試合のピッチに立って1ゴール3アシストを記録するなど、存在感を放っていた。 また、プビルは各年代別のスペイン代表にも招集されており、現在はU-23スペイン代表の一員としてパリオリンピック2024(パリ五輪)を戦っている。スペインは2大会連続の決勝進出を決めており、現地時間9日に控えた決勝では、開催国のU-23フランス代表と対戦予定だ。 パリ五輪ではスペインの大会初ゴールを記録するなど主力として活躍するプビルは、今夏に母国を離れ、自身初のセリエA行きを決断するのだろうか。その去就に注目が集まっている。
SOCCER KING