ライダーカップの米国選抜選手に出場給20万ドル 2025年大会から
全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)が米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」でこれまで無報酬だった米国選抜選手に対し、出場給20万ドル(約3080万円)を支払うことを決めたと、海外の複数メディアが報じた。16日の同協会理事会で決議されたもので、2025年9月にニューヨーク州ベスページブラックで開催される大会から適用され、同時に選手のチャリティ活動用に支払われる寄付金は20万ドルから30万ドルに増額される。 【画像】「ライダーカップ」特別仕様のドライバー 同協会によると、大会出場の報酬を求めた選手はおらず、ドン・レア会長は歴代の米国選抜主将にあてた書面で、支給理由を「選手が長年に渡り、ライダーカップのために尽力してきた評価」と説明している。 米国選抜で世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、今月初旬に開催された「ヒーローワールドチャレンジ」で「我々(米国選抜メンバー)はライダーカップに無報酬で出場することを望んでいると思う。ただ、報酬をもらうことに問題はないと思う」と話していた。 一方、従来通りに無報酬で出場する欧州選抜のロリー・マキロイ(北アイルランド)は11月に今回の“ウワサ”が流れていた際に「個人的に言わせてもらえば、ライダーカップにはお金を払ってでも出たい。現在、我々における最も純粋な2つの競技はライダーカップとオリンピックだ」と話していた。