京都市出身の元パラ水泳選手 一ノ瀬メイさんが母校の小学校で講演
京都市出身の元パラ水泳選手、一ノ瀬メイさんが母校の小学校で講演し、自身の競技生活や人生の転機などについて話しました。一ノ瀬さんは、京都市左京区出身の27歳。史上最年少の13歳でアジア大会に出場し、銀メダルを獲得、2016年のリオ・パラリンピックでは8種目に出場しました。7つの日本記録を保持し、日本を代表するパラ競泳選手として活躍しました。3年前の引退後は、モデルや講演などで幅広く活動しています。「水泳が教えてくれたこと」と題したきょうの講演で、母校の松ヶ崎小学校を訪れた一ノ瀬さんは、生まれつき右ひじから先が欠損する中で水泳選手となった経緯や自身の競技生活などを話し、リオ・パラリンピックのスタート台で得た心境として人生の選択において自らの考えを尊重する大切さを説きました。 一ノ瀬さん 「レースの結果、結果の責任をとるのは全部自分なんだと思ったときに、人生も同じだなと思った。自分の選択を積み上げていくことが大事だということを水泳を通して私は学んだ」 参加した6年生55人からは、「今でも泳いでいるのか」「座右の銘は」など多くの質問が飛び、一ノ瀬さんは予定の時間を大きく超えても一問一問に丁寧に答えていました。