教えは “文武両道”「地域の絆で県初優勝」 長与町の地域クラブが全国中学駅伝大会出場へ《長崎》
県大会で大逆転の立役者となった横山選手は、8月の中総体の九州大会800メートルで、8位入賞を果たすなど 期待の1年生です。 (横山希歩 選手) 「3年生についていける、負けないところが強さ。日々の練習を一生懸命頑張って、九州、全国に挑んでいきたい」
2区で区間賞を獲得した3年生の原口 夏寧選手は、所属していたバスケットボール部を引退した今年8月、西彼陸友会に加わり、駅伝にチャレンジ。 力強い走りが持ち味です。 ( 原口夏寧 選手) 「バスケをしていても全国を目指せる感じではなかったから、この全国大会にいけるというチャンスをしっかりいいものにして、一生の思い出に残るようにしたい」
これまで主に、県内の中学校で指導にあたってきた島田監督。教え子には箱根駅伝に出場したランナーも、数多くいるそうです。 練習前には… (島田勝之 監督) 「解答用紙をしっかり見て正確に。わかった気になってしたらだめだからね」 文武両道、学習の指導をする日もあります。
夏休みには自宅に選手を集め、勉強会も開催。陸上以外の面も全力でサポートする監督を選手たちも信頼しています。
(松尾さくら 主将) 「(練習は)いつもきついけど島田先生が本当に誰よりも熱心に1人1人に言ってくれるのでついていこうと思う」 12月15日に滋賀県で開催される全国大会。 監督と生徒たちの絆で初めての大舞台に挑みます。
(松尾さくら 主将) 「県大会までは、ライバルと思っていた子たちから全国行くとなってから『頑張って、応援しているよ』と言ってもらって、県の代表なんだと自覚できた。 応援してくれた人たちが喜んでくれるように全力で走りたい」
全国大会の男子の県代表は対馬の鶏知(けち)です。 準優勝の男子・東彼杵、女子・鶏知も含め、県大会上位の男女4チームは、今月30日に熊本で開催の九州大会に出場します。