連続運転時間が「80分」を超えると事故リスクが「約2.7倍」になる?ドライバーが知っておくべき「休憩」の考え方とは
連続運転により事故を起こしてしまった場合に負担することとなる費用
連続運転により事故を起こしてしまった場合、以下のような費用を負担しなければならない可能性が高いです。 ●治療費 ●車の修理代 ●物損賠償金 また、交通事故を起こした場合は、加入している任意保険の等級も下がります。等級が下がると保険料も高くなってしまい、月々の出費が増加すると考えられるため、注意しましょう。 仮に事故なしの10等級から事故ありの7等級まで下がってしまった場合、保険料の割引率は30%ほど低下します。保険料の基準額が1万円となっている場合は、月々3000円程度の負担額増につながることも、あわせて覚えておきましょう。
運転時間が長いと事故リスクが高まる!長時間運転する際は4時間ごとに休憩を取ることが推奨されている
車を運転していると、時間が長くなるにつれて疲労が蓄積したり集中力が低下したりする可能性があります。「長時間連続運転車両が事故発生リスクに与える影響分析」では、80分を超える長時間運転の車の混入率が上がるに連れて、事故リスクが約2.7倍になるとされています。 厚生労働省が発表している「連続運転時間・休憩の考え方」でも、高速道路における連続運転時間はおおむね2時間が上限とされていました。また、4時間ごとに30分の休憩が定められています。 事故を起こしてしまった場合のリスクは大きいため、できる限り長時間の連続運転は避け、適宜休憩を取るようにしましょう。 出典 国立研究開発法人 科学技術振興機構 長時間連続運転車両が事故発生リスクに与える影響分析(1、2、6、7ページ) 厚生労働省 連続運転時間・休憩の考え方(11、12ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部