360年の伝統を誇る白河提灯まつり開幕 6年ぶり通常開催 15日まで福島県白河市
約360年の伝統を誇る白河提灯(ちょうちん)まつりは13日、福島県白河市内で開幕した。15日まで勇壮なみこしが市内を練り歩き、約8千個の提灯が夜の城下町を彩る。 鹿嶋神社の2年に1度の例祭で、日本三大提灯まつりの一つとされる。新型コロナウイルス感染拡大を経て6年ぶりの通常開催となった。 初日は市内各町のみこしが神社に集まった。ご神体を本殿から神社みこしに移す「遷座祭」を執り行った後、各町のみこしが順番に繰り出した。神社近くの阿武隈川を渡ると、提灯の明かりが水面を照らし、幻想的な光景が広がった。 14日は午後5時に九番町を出発。国道294号を通り、御旅所を目指す。最終日の15日は向寺・田町を午後5時15分に出発し、鹿嶋神社に到着する。