ヨガで体重は減らせる?心や体の調子を整えるのに効果的な方法とメリット
減量におすすめなヨガ
ヨガにもたくさんの種類があり、中には体を大きく使ったり、激しい運動を伴うものも。それによって、回数を重ねるほど筋肉の育成に貢献したり、代謝が上がったりするという効果も。 「パワーヨガやアシュタンガ、ヴィンヤサヨガとよばれるものは、力強い動きが求められるダイナミックなヨガです。一定のポーズをキープしたり、ポーズを変えるときに体重移動をさせたり、体の重みを利用した動きも多く取り入れています(ウィルソン・レナードさん)」 心拍数を上げるのなら、ロケット・ヨガあるいはマンダラ・ヴィンヤサ・ヨガに取り組んでみるのがおすすめ。 「ロケット・ヨガはとてもエキサイティングで、難易度が高めのヨガです。クラスでは、腕でバランスを取ったり反転したりする、トリッキーな動きを学ぶでしょう」 それに対し、マンダラ・ヴィンヤサ・ヨガは「一般的なヴィンヤサ・ヨガよりもペースアップしたもので、呼吸に合わせてダンスのような動きを用いるものです」とウィルソン・レナードさん。 「それぞれのクラスで、後屈やひねりのような一連のポーズを集中的にとるので、かなり体ののびを体験できます」
ただし体重を減らすことを考えてヨガを行う場合、一般的にヨガはほかの運動形式などに比べると、集中的にエネルギーを消費するのに長けているものではないことを頭に置いておく必要もありそう。 「ヨガは身体を動かし、強化するうえではすばらしい手段ですが、大量にカロリーを燃焼することを期待してはいけません。強度の高い60分間のクラスでも、燃焼するカロリーの目安は約130カロリー。これはゆったりしたペースで1マイル(約1609m)走る場合のカロリー消費程度です」
ヨガはメンタル面を整えるのにも有効
ヨガでどれくらい体重を減らすことができるかどうかは、ヨガ以外の数多くの要素の影響も考慮するべき。たとえば、睡眠の質やストレスレベル、食事の内容と量、年齢、遺伝、アルコールの摂取量などによって体形は変化します。 つまり、多くのことを考慮したアプローチが必要になります。ヨガのクラスの中でも、ハードなものとゆるやかなものなど、バランスのとれた組み合わせを考えることも大切なのだとか。 「体重を減らすことを目標とするのならば、栄養管理を重視したほうが効果的でしょう。ヨガは、精神のバランスをとったり、メンタル面を晴れやかにする効果があります。それによりメンタルヘルスも含め、自身の健康に関してよりよい決断を下せるようにするなど、自分の体を思いやるための手段とするのがよいと思います(ウィルソン・レナードさん)」