センバツで輝いた…春の甲子園、独自選出のベストナインは?【右投手編】プロ注目右腕が“躍動”
第96回選抜高校野球大会が3月31日、健大高崎(群馬)の初優勝で幕を下ろした。32校の代表校が出場し、春・王者をかけて熱戦を繰り広げた今春のセンバツ甲子園。全力プレーを尽くした選手たちの中から、特に輝いた選手たちを本サイト独自のベストナイン形式で紹介していく。 【表】春のセンバツ甲子園2024 勝ち上がりトーナメント表
今朝丸裕喜(報徳学園)
大会成績:4試合(3先発)1勝1敗、投球回24回1/3、防御率1.85、奪三振15、与四死球4、WHIP0.86 右投手では、報徳学園(兵庫)の今朝丸裕喜投手を選出した。プロのスカウトも注目する高校屈指の右腕で、今大会はその実力を遺憾なく発揮した。 1回戦の愛工大名電(愛知)戦では7回1失点の好投。ストレートはもちろん、スライダーなどの変化球も冴え、相手打線につけ入る隙を与えなかった。 さらに、準々決勝の大阪桐蔭(大阪)戦では、9回1失点で完投勝利。9イニング中5イニングを三者凡退に抑える投球で、昨秋の近畿大会のリベンジを果たした。 決勝・健大高崎(群馬)戦でも、8回3失点の力投。優勝こそ逃したが、粘りのピッチングで試合を作った。今大会の悔しさを胸に、夏に再び聖地へ戻ることはできるのか、注目だ。
ベースボールチャンネル編集部