ガザ地区の住民は「大量のアスベスト」で今後長らく苦しむ─人が住める環境を奪うイスラエルの攻撃はジェノサイドにほかならない
人が住める環境を奪う
イスラエルによる無差別な攻撃がもたらす中長期的な脅威は、アスベストだけではない。 イスラエル・パレスチナ合同メディア「+972マガジン」によると、ガザ地区では現在の戦争で少なくとも90万トンの有毒物質(放射性物質、発がん性物質、重金属、その他の危険な化学物質)が排出されている。それらは土壌、空気、水源を汚染し、人々の健康に長きにわたって悪影響を与える。 このように、人々の生存の最低条件の一つである「健康に居住できる環境」を破壊していることからも、イスラエルのおこないはジェノサイドにほかならないといえる。 国際社会はイスラエルに対し、進行中の殺戮をやめるだけではなく、長期的な被害の責任も取るように働きかける必要がある。
COURRiER Japon