南海トラフ地震との関連は? 高知と愛媛で最大震度6弱を観測 専門家が指摘する「日頃から備えておくこと」
CBCテレビ
高知県と愛媛県で最大震度6弱を観測した地震発生から一夜明けた18日朝、愛知県の中部空港に高知県と愛媛県からの便が到着しました。 【写真を見る】南海トラフ地震との関連は? 高知と愛媛で最大震度6弱を観測 専門家が指摘する「日頃から備えておくこと」 (高知県からの乗客) 「ミシミシいって怖かった」 「(揺れは)1分くらい、長く感じた」 (愛媛県からの乗客) 「緊急地震速報がきていたが、見た瞬間に揺れ出して。強い揺れだったので、びっくりして何も動けなかった。住んでいる所(名古屋)でも大きな地震が起きるかもしれないので、防災準備をもっと意識しないといけない」 東海3県でも、三重県の津市や紀北町で震度2を観測した今回の地震。 気になるのが「南海トラフ地震」との関連です。 ■専門家に聞いた「南海トラフ地震」との関連 南海トラフ地震の評価検討会の委員を務める、名古屋大学の山岡耕春(こうしゅん)名誉教授は。 (南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会 山岡耕春 委員) 「南海トラフ地震との関連はないとは言い切れないが、気象庁の検討会の招集基準よりは、だいぶ下回っている。影響そのものは無視できるくらい小さい」 南海トラフ地震が起きると想定されている、震源域の中で発生した今回の地震。 規模を示すマグニチュードは「6.6」でした。 これが「6.8以上」だった場合、気象庁が巨大地震が起きる可能性が高まっていないか調査する「南海トラフ地震臨時情報・調査中」の情報が発表されていたところでした。 地震防災の専門家、名古屋大学の福和伸夫名誉教授は改めて「日頃の備えの大切さ」を訴えます。 (名古屋大学 福和伸夫 名誉教授) 「きょう、あすということではないが、(南海トラフ地震は)いずれ起きると思った方がいい。(備えとして)何よりも大切なことは潰れない家、住み続けられる家にするしかない。避難所も足りませんから。けがをしない、けがをしても病院が足りませんから。絶対に家具の転倒防止をする」
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