“玉木チルドレン”ずらり…国民民主党で新人研修会 比例復活当選“政界の宇宙人”鳩山元首相長男・紀一郎氏も参加…研修後本人直撃で取材承諾も党職員ブロック
国民民主党が7日、衆院選で初当選した議員らを対象に新人研修会を行った。神妙な面持ちで“講義”を聞く“玉木チルドレン”の中には、鳩山由紀夫元首相の長男・紀一郎氏の姿もあった。イット!は研修会終わりの紀一郎氏に話を聞こうとしたところ、本人は取材を承諾したものの、党職員が間に入る形でブロックされてしまった。 【画像】2010年当時研究者だった鳩山紀一郎氏が父・由起夫氏とロシアを訪問した際の様子
議員数4倍…新人の教育急務
総選挙で大躍進を遂げた国民民主党。7日、それを象徴する光景が見られた。 国民・玉木雄一郎代表: 当選おめでとうございます。 挨拶をする玉木代表の目の前には、初当選した“玉木チルドレン”がずらり。党の新人研修会が行われていた。 国民・玉木代表: 重い責任を背負っていることを、これまで以上に自覚して…。 議席数が4倍に増えたため、新人の教育は急務。イット!は神妙な面持ちで玉木氏らの“講義”を聞く、こちらの新人・鳩山紀一郎氏(48)に注目した。 曾祖父は、自民党の初代総裁も務めた鳩山一郎元首相。そして父は“政界の宇宙人”とも呼ばれた鳩山由紀夫元首相だ。 鳩山由紀夫元首相(2010年): 私の息子が、紀一郎が(ロシアの研究を)手がけることになったということは、鳩山の家としても、非常に嬉しく思っています。 今から14年前、当時研究者だった紀一郎氏が、首相を辞めたばかりの父・由紀夫氏と共にロシアを訪れた際の映像。 鳩山由紀夫元首相(2010年): 友愛精神という心を重視する政策が、今こそ求められている。
「選挙地盤一切引き継いでいない」比例で復活
“友愛政治”を掲げる父に対し、紀一郎氏は“手取り増”を掲げる国民民主党で、初の選挙に臨んだ。 鳩山紀一郎氏(2023年12月): 世襲なのかどうかというところに関連して、選挙地盤、後援会とかそういったものを、一切引き継いでおりません。 東京2区では自民党の議員に2万票近い差をつけられたものの、比例で復活当選した紀一郎氏。 一方で、当選後に党の看板政策「103万円の壁」 に関する“持論”をXに投稿したものの、その後、“諸事情のため”として投稿を一時停止すると表明した。
本人は取材承諾も党職員がブロック
7日、研修会終わりの紀一郎氏に話を聞こうとしたところ、本人は取材を承諾。ところが…。 国民民主党職員: あの…ちょっと…。 ディレクター: 駄目ですか? 国民民主党職員: はい、駄目です。 党の職員が間に入る形で、取材はブロックされてしまった。 今後、国民の“手取り増”に向け、国会で議論を交わす「玉木チルドレン」たち。 生の声が聞かれるのは、もう少し先かもしれない。 (「イット!」11月7日放送より)
イット!