旧統一教会が会見 フリーランスの記者、ほぼ呼ばれず
11月7日に行われた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の記者会見を取材したニッポン放送・小永井一歩アナウンサーが11月8日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」にてレポートした。 【写真】返金について図解パネルも使い説明する、旧統一教会・田中富広会長
旧統一教会が会見、最大100億円拠出の意向
―– 世界平和統一家庭連合・田中富広会長)私たちの不足さゆえに心痛めておられる皆さま。また、つらい思いをしてこられた2世の皆さま。そして国民の皆さま方に、改めて心からお詫びいたします。 ―– 政府から解散命令請求を受けた世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の田中富広会長と勅使河原秀行・教会改革推進本部長が11月7日、都内の教団本部で記者会見を行った。田中会長は「裁判で命令が確定するまで資金を海外に移転することは考えていない」と強調し、その間の被害補償に備え、60億~100億円を拠出して国に供託する意向を表明した。 飯田)会見の模様ですが、大変狭い会場だったとも報じられています。どんなところでしたか? 小永井)渋谷にある世界平和統一家庭連合(旧統一教会)本部の2階、通常は礼拝を行う「礼拝堂」で行われました。報道陣の数は20~30人くらいでした。私もこの場所での会見は過去3~4回経験していますが、どの会見も報道陣の数は変わらない状態でした。
フリーランスの記者は呼ばず ~1時間の時間限定も
小永井)会見に出席したのは、テレビ・ラジオの放送局や新聞社に所属している記者にほとんど限定されている状況で、旧ジャニーズの会見等にいたようなフリーランスの記者はほとんど見当たらない状態でした。 飯田)そうだったのですね。 小永井)「会場の広さの関係上、人数を絞っている」ということでしたが、(これまでの会見の際も)ニッポン放送にも取材の案内が届いたり、届かなかったりという状況でした。7日の記者会見のなかでは、ある新聞記者の方が「久しぶりに田中会長が公の場で会見するという重要な場で、なぜフリーランスに門戸を開かないのだ、なぜ記者の人数を絞るのだ」と抗議していました。また、会見時間も1時間という制限があったのですが、「なぜ時間制限を設けるのですか?」という抗議も聞かれました。