脊髄梗塞という病におかされたひろみちお兄さんこと佐藤弘道

　2024年6月、脊髄梗塞で下半身が麻痺し芸能活動を休止した、体操の“ひろみちお兄さん”こと佐藤弘道が、12月31日、東京・日本武道館で開催のももいろクローバーZによる主催イベント『第8回 ももいろ歌合戦 ～愛の大晦日～』に出演。ももクロとの共演シーンに「本当にすごいよ」「よくここまで回復した」「復活おめでとうございます！」など歓喜の声が寄せられた。 【映像】よくここまで回復した…ひろみちお兄さんの復帰に感動の声 　ももクロとも深い関わりのある、ひろみちお兄さんは6月、出張のため乗っていた飛行機で突然体調を崩し、そのまま緊急入院となった。医師から告げられた病名が脊髄梗塞。脊髄の血管が詰まり、神経細胞が機能を失い、手足が動かなくなる大変な病気だ。 　病名を告げられた後について、ひろみちお兄さんは「治るのかなと思って調べたら、『明確な治療法はない』と……それを見た時に愕然とした。キツかったですね」と振り返った。奇しくも日本郵政グループスポーツ応援アンバサダーにももクロと共に就任し、「カラダうごかせ！ニッポン！」プロジェクトで、誰もが気軽に楽しめる新しい体操を制作した直後の出来事だった。 　現在の体の状態についてひろみちお兄さんは「元々歩けなかったので、歩けるようになった事と、ひとりでお風呂に入れること。普通のことができるようになったのがすごく幸せです」と伝えつつ、「リハビリを頑張れば体が少し動けるようになる。自分自身がそういう成功例を作って、リハビリを頑張っている人を支えていけるように、自分の活動を続けていきたい」と今後の展望も語った。 　そんな中で、大晦日の『ももいろ歌合戦』のステージにひろみちお兄さんは登場、「こんにちは！脊髄梗塞という病気で、下半身麻痺になってしまった私に、このような素敵な舞台に立たせてもらいももクロの皆さん、そしてモノノフの皆さんありがとう！」と感謝した。「そしていつも側で見守ってくれる」と言ってから、妻の佐藤久美子さんを紹介し、ももクロと一緒に「MEKIMEKI」を披露。 　ひろみちお兄さんによるリードで会場に集まったオーディエンスが体を動かす姿を受け、視聴者からは「本当にすごいよ」「感動するよ、本当に」「本当におかえりなさい」「涙でるよ」などの反響が寄せられていた。 　『ももいろ歌合戦』は、ももクロが2017年より開催している年末恒例イベント。武道館で行われるのは2年ぶり。これまで年越しカウントダウンイベントとして行われてきたが、今年は14時開演、19時頃終演となった。チーム分けとして百田夏菜子と高城れにが「紅組」、玉井詩織と佐々木彩夏が「白組」をそれぞれ率いて対決を行う。 （『第8回 ももいろ歌合戦 ～超豪華アーティストと5時間無料生放送～』/ABEMA SPECIALチャンネルより）