大学爆破予告男に懲役3年 「恒心教」に共鳴、東京地裁
東京都内の複数の大学に昨年1月、爆破予告のファクスを送ったとして威力業務妨害などの罪に問われた東京農工大の元大学院生佐藤直被告（23）に東京地裁は13日、懲役3年（求刑懲役5年）の判決を言い渡した。 福家康史裁判官は被告がネットの掲示板で特定の弁護士を攻撃する集団とされる「恒心教」に共鳴し、集団内で認められようと大学への爆破予告や弁護士への懲戒請求を送るなど犯行を重ねたと指摘。「動機は身勝手で責任は重い」と述べ、実刑が相当と判断した。 判決によると、昨年1月23日、指定の時間までに金を振り込まなければ爆弾を起爆するとの内容が記されたファクスを東京音楽大と東京造形大に送信した。
