今夜13日未明 おうし座北流星群が見頃 各地の天気や観察ポイントは?
今夜12日(火)~13日(水)未明、おうし座「北」流星群が見頃。広い範囲で流れ星が見られるチャンスです。各地の天気や観察ポイントは?
おうし座「北」流星群が見頃
例年、10月・11月を中心に、9月から12月ごろまで長く活動を続けるおうし座流星群。おうし座流星群は、流星が四方八方に流れるその中心となる「放射点」が南と北に分かれており、それぞれ南群・北群と呼ばれています。 おうし座「南」流星群の極大(天体活動のピーク)は11月5日~6日頃でしたが、今夜12日~13日未明は、おうし座「北」流星群が極大を迎えます。 【おうし座北流星群 観察おすすめ時間帯】 13日(水)未明~明け方 【月明りの影響】 天体観測には、月明かりの無い真っ暗な夜であることが望ましいです。おうし座「北」の極大のタイミングである11月12日~13日未明にかけては、13日未明まで月明かりの影響を受けることになるため、未明~明け方の観察が良いでしょう。 【1時間あたりの流星数】 最高の条件で観測できた場合、「北」も「南」も1時間に最大で2,3個程度の流星が観測できる可能性があります。今年はおうし座「南」流星群のほうが月灯りの条件が良いため、観測にはおすすめでしたが、おうし座「北」流星群もチャンスありです。 おうし座流星群の活動のピークは非常になだらかですので、極大の前後数日間にも観測のチャンスがあります。地域ごとの星空指数もチェックしつつ、好条件のタイミングを狙って観測してみてください。 【おうし座流星群の「明るさ」】 おうし座流星群は、流星の中でも特に明るい「火球(かきゅう)」と呼ばれる流星の出現する割合が高い流星群です。1時間に流れる流星の数自体はそれほど多くありませんが、流星が流れるスピードは他の流星群に比べると遅めで、火球を楽しみやすい点も人気です。 ひときわ明るい流星が夜空を飾るのを待ちながら、秋の夜長をゆっくり楽しんでみては?