<高校野球>「監督を日本一の男にする」 中京大中京・印出主将 第92回選抜高校野球
第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の出場校を決める選考委員会が24日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社であり、愛知県からは2019年秋の東海大会と明治神宮大会で優勝した中京大中京(名古屋市昭和区、伊藤正男校長)が選ばれた。 【動画】中京大中京の東海地区秋季大会の決勝戦の様子はこちら 中京大中京の高橋源一郎監督(40)が就任後初のセンバツ切符を手にした。選手たちも出場決定を喜びつつ気を引き締め、愛知県勢の連覇に向けて早速練習を開始した。 春の甲子園までは長い道のりだった。2015年と17年に夏の甲子園に出場しているが、秋の東海大会は16、18年と準決勝で敗退。19年秋の東海大会で優勝した直後、高橋監督は「10年は長かった」と語っていた。 高橋監督は印出太一主将(2年)が入学前に「監督を日本一の男にします」と宣言してくれ、「涙が出そうになった」と明かした。その上で、19年秋の明治神宮大会優勝後、「印出には『神宮ではなく、甲子園で日本一になるんだよな』と確認した」と笑顔を見せた。 この日、印出主将は「令和初の優勝を飾りたい。全員で戦うことを常に意識し、挑戦者の気持ちで戦いたい」と気を引き締めた。高橋監督も「身が引き締まる思い。明治神宮大会では日本一になっているが、もう一度しっかり準備し、10年分の思いをセンバツで出し切りたい」と話した。【三浦研吾】 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」では、全31試合をライブ中継します(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)でも展開します。デジタル紙面では出場決定号外も無料で配信します。