東京都市大塩尻、圧倒的な守備力を誇示!松本国際を下しV
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長野予選の決勝が行われ、東京都市大塩尻と松本国際が対戦。東京都市大塩尻が延長戦の末に1-0と競り勝ち、3年ぶり6回目の優勝を遂げた。 【フォトギャラリー】東京都市大塩尻 vs 松本国際 互いに4-4-2のシステムで対峙し、立ち上がりから球際で激しい攻防を繰り広げる。松本国際は16分、センターバックの渡邊智紀が縦パスをカット。そのままドリブルで駆け上がってクロスを送るも、中央の吉村大樹には合わず。前半は松本国際が押し気味にゲームを進めた。 後半は立ち上がりに連続して決定機を迎える。45分、ゴール前で吉村が左足を振るも、GK召田海斗が素早く反応してセーブ。その流れからクロスを送り、再び吉村のヘディングは枠を外れる。両チーム最多となる4本目のシュートを放ったエースだが、この日はゴールに嫌われた。 一方、東京都市大塩尻もゴールに恵まれない。前後半で放ったシュートはわずかに2本。いずれもペナルティエリア外からのミドルシュートで、可能性は低かった。それでも守備では粘り強く対応し、無失点で推移していく。終盤まで集中を切らさず、スコアレスで延長戦に持ち込んだ。 そして延長前半、東京都市大塩尻が均衡を破る。86分、米山颯のCKを牛島柊也が頭で合わせて先制。1-0とリードして折り返すと、後半はタッチライン際で徹底して時間を使う。最前線の北村優らがボールをキープし、相手に反撃を許さない。なんとか同点に追いつきたい松本国際だったが、吉村が2枚目のイエローカードで退場。最後まで1点が遠かった。 シュート数では松本国際が10対4と上回るも、東京都市大塩尻は堅守を崩さず。県大会では全5試合を戦い、無失点で完遂。圧倒的な守備力を誇示し、全国出場を決めた。 (文・写真=田中紘夢)