日本代表で台頭…「W杯以降最も衝撃」「まるで別人」 金田喜稔がミャンマー戦出場16選手採点
【専門家の目|金田喜稔】左サイドを制圧…中村の活躍も支えた伊藤洋輝の存在感
森保一監督率いる日本代表(FIFAランク18位)は、6月6日にミャンマーのヤンゴンで行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選でミャンマー代表(同163位)と対戦し、5-0で勝利を収めた。「天才ドリブラー」として1970年代から80年代にかけて活躍し、解説者として長年にわたって日本代表を追い続ける金田喜稔氏が、この試合に出場した日本代表の16選手を5段階(5つ星=★★★★★が最高、1つ星=★☆☆☆☆が最低)で採点した。 【画像】「青い炎かっこいい」 リークされた日本代表の新ユニフォームデザイン ◇ ◇ ◇ <GK> ■前川黛也(ヴィッセル神戸)=★★★★☆ ピンチらしいピンチもなく、見せ場もなく終わった。結果だけを見れば完勝で無失点。最後まで集中して試合を終えたとも言える。 <DF> ■菅原由勢(AZアルクマール)=★★★☆☆(→後半17分OUT) 守備面で無失点に抑えたという意味では高く評価したい。とはいえ右サイドの連係や怖さという意味では今ひとつで、クロス面でも脅威を与えたとは言えず、右サイド不動の存在という域にはまだ達してない。 ■相馬勇紀(カーザ・ピア)=★★★★☆(←後半17分IN) 見事なクロスを送っていたし、高精度のプレーで存在感を示していた。いつ出ても安定しているし、攻守で身体を張り、やっぱりチームから外せないと改めて感じた選手だ。 ■谷口彰悟(アル・ラーヤン)=★★★★☆ 3バックを冷静にコントロールし、相手の良さを上手く消して無失点に貢献。伊藤や橋岡のアップダウンに応じて上手くバランスや距離感を保ち、目立たないながらも的確なポジショニングで最終ラインからチームをサポートした。 ■伊藤洋輝(シュツットガルト)=★★★★☆ とりわけ前半は左サイドを制圧していたなか、ビルドアップで起点となった伊藤は高く評価できる。その配球力があったからこそ、中村と鎌田もより活きていたし、要所で持ち味を発揮していた。 ■橋岡大樹(ルートン・タウン)=★★★★☆ 局面でも強さを見せ、最終ラインの守備の連係は良かった。一方、攻撃参加ではより高い位置を取ったり持ち上がったりして、菅原や堂安をサポートする展開を増やしたかった。機能していた左サイドとの違いの1つとも言えるが、守備面での貢献も評価したい。