最近人の名前が出てこない人大丈夫?医師に聞いた「物忘れ度テスト」10選|美ST
バランスの取れた食生活や良質な睡眠、適度な運動を心掛けていても忙しさでままならず、体のあちこちに不調や不具合を感じ始める美ST世代。でもこの先20年、30年経っても元気に人生を楽しんでいたい!と皆さん思ってますよね。美STが誇る大人気健康企画を再編集した「一生シリーズ総まとめ」をはじめ、若い頃と違う、大人世代で感じ始めるお悩みをピックアップしてまとめた『完全保存版』を作りました。一生アクティブに若々しくいきましょう!
【完全保存版】一生ボケない「脳」
まず自分の状態を知る \自覚的物忘れチェックリスト/ □友人や同僚など身近な人の名前をすぐに思い出せないことがある □スマホや鍵などをどこに置いたか忘れて捜し回ることが多い □何のために席を立ったのか忘れてしまう □同じことを何度も聞き返すことが多くなった □以前買ったものと同じものを買ってしまうことがある □新しいことを計画したり始めたりするのが億劫になってきた □言おうとしている言葉がすぐに出てこなくて、あれ、それ、などが多くなった □大好きだった趣味に興味が持てなくなってきた □以前はしなかったうっかりミスが増えた □新しい家電などの使い方が覚えられなくなった
教えてくれたのは…アルツクリニック東京院長順天堂大学名誉教授 新井平伊先生 ’84年順天堂大学大学院修了、順天堂大学大学院精神・行動科学教授を経て’19年より現職。専門は老年精神医学。日本で唯一の「若年性アルツハイマー病専門外来」や「健脳カフェ」を開設するなど、認知症予防、治療の第一人者。
「ボケない脳活」チャレンジ
【チャレンジ1】最寄りの駅から自宅までの地図を紙に描いてみましょう いつも通っている道でもいざ描くとなると意外と難しいものです。脳の頭頂連合野という部分が司っている立体認知能力を鍛えます。時間や場所の違う込み入った話を脳の中で組み立てて理解するのにも役立ちます。認知症の方は、周囲がおかしいな、と思い始める前からこの立体認知能力が衰えていたりすることがあります。 【チャレンジ2】窓の外を見て、木や屋根の色など、緑の色がいくつあるか数えてみましょう 色覚に関わっているのは後頭葉。一目見たときは、緑色のかたまりにしか見えない木々。少し目が馴染んでくると一本一本の木の葉の色が少しずつ違う色に見えてきます。観察力を向上させて脳の活性化を図ります。何回も行ったり時間を長くするとカウントできる色数が増えて、自分の感性がより研ぎ澄まされたのを実感できます。 【チャレンジ3】この1カ月の世界と自分の5大ニュースを考えてみよう 社会で起こったこと、自分に起こったことや出会いをまずは思い出すままに書き並べてみましょう。時間の流れの中から出来事を抽出する作業には高度な把握力、考察力が要求されます。前頭連合野という部分が過去の経験、感情の動きなどの中からこれだという判断を下すメカニズムになっていて、これを働かせる訓練ができます。