ポルトガル代表が2連勝で決勝T進出決定!B・シルバの先制弾などでトルコ代表に3発完勝
現地時間22日、EURO2024はグループステージ第2節が行われ、グループFではポルトガル代表とトルコ代表が対戦した。 【動画】ロナウドがアシスト! 初戦でチェコ代表に逆転勝ちを収めたポルトガルは、サイドバックのダロートに代えて中盤のパリーニャを先発起用し、システムも3バックから4バックに変更。前線にはクリスティアーノ・ロナウド、レオン、ベルナルド・シルバが並んだ。 一方のトルコは、3-1と快勝した初戦のジョージア代表戦からGKを含めて4選手を入れ替え、19歳にして初出場初ゴールを決めたギュレル、同じく19歳のユルディズが揃って先発から外れ、アクトゥルコールとアクギュンが代わって先発に起用された。 最初のチャンスはポルトガル。開始わずか2分、左サイドを抜けたB・シルバのクロスを、ファーサイドで下がりながらボールを受けたC・ロナウドがダイレクトボレーで捉える。しかし、これはGKバユンドゥルの正面に飛んだ。 トルコもすぐに反撃し、6分にはロングパスを右サイドで受けたゼキチェリクがゴール前に折り返すと、ファーポストに飛び込んだアクトゥルコールが至近距離から押し込む。しかし、これはカンセロが体を寄せてブロックし、ギリギリのところで防いだ。 試合が動いたのは21分。左サイドに開いたレオンとのワンツーでエリア内左に侵入したヌーノ・メンデスが折り返すと、ニアのコクチュが触ってコースが変わり、中央で待つC・ロナウドには合わなかったものの、ファーサイドのB・シルバがフリーで押し込みポルトガルが先制に成功した。 さらに29分、カンセロがインターセプトしてショートカウンターを仕掛けるが、スルーパスはC・ロナウドの意図する動きと合わず、誰もいないスペースに流れてしまう。これは難なくアカディンが拾ってGKバユンドゥルに戻すが、このバックパスがミスとなり、ボールはそのままゴールへ。思わぬ形のオウンゴールによってポルトガルが2点のリードを手にした。 2点のビハインドを背負ったトルコは31分、左サイドからカットインしてカンセロとB・シルバの間を割って入ったアクトゥルコールがエリア内左から右足を振り抜くも、ニアサイドを狙ったシュートはGKディオゴ・コスタが足で触ってCKへと逃れた。 後半、2点リードのポルトガルはイエローカードを貰っているレオンとパリーニャを下げてルベン・ネヴェスとネトを投入。一方のトルコもコクチュに代えてヤズジュを投入し2点を追いかける。 56分、DFラインの裏に抜け出したC・ロナウドがGKバユンドゥルと1対1を迎えた中で、並走していたブルーノ・フェルナンデスにラストパス。これを難なく押し込み、ポルトガルが決定的な3点目を奪った。 自身の記録よりもチームの勝利を優先させたC・ロナウドのアシストで試合を決定づけたポルトガルは、その後もトルコにペースを譲らず。トルコはユクセキ、ユルディズ、そしてギュレルを次々に投入するものの、カンセロに代えてセメドを投入し守備の安定を図ったポルトガル相手に思うようにチャンスを作り出すことができない。 トルコは徐々にギュレル、ユルディズの個人技が存在感を発揮し始めるものの、ポルトガルの守備陣も集中した守りで決定的なチャンスを許さない。アディショナルタイムの5分間でもトルコにゴールを許さなかったポルトガルがグループステージ2連勝を飾った。 連勝で勝ち点を6に伸ばしたポルトガルは最終節を残して2位以内が確定し、決勝トーナメント進出が確定。グループステージ第3節は25日に行われ、突破を決めたポルトガルはジョージアと、トルコはチェコと対戦する。 ■試合結果 トルコ 0-3 ポルトガル ■得点者 トルコ:なし ポルトガル:B・シルバ(21分)、OG(28分)、B・フェルナンデス(56分)