石破氏ら超党派議員、台湾・頼総統と会談 “連携強化が重要”で一致
台湾を訪れている自民党の石破元幹事長ら超党派の国会議員が頼清徳総統と会談し、圧力を強める中国を念頭に日本と台湾の連携強化が重要との認識で一致しました。 自民党の石破茂元幹事長ら超党派の国会議員団は、12日から3日間の日程で台湾を訪れていて、13日午前、総統府で頼清徳総統と会談しました。 頼総統は先週、宮崎県で最大震度6弱を観測した地震への見舞いの言葉を述べた上で「日本と台湾は長年、ともに困難を乗り越えてきた。現在はさらに世界的な問題に協力して向き合わなければならない」と述べて日本との連携強化に期待を示しました。 さらに、「台湾は民主主義国家と協力し、地域の平和と安定を維持する」と述べて、台湾統一に向け圧力を強める中国に欧米各国と連携して対抗していく考えを強調しました。 総統府によりますと、石破氏は「日本では『今日のウクライナは明日の東アジアだ』という議論がある。民主主義国家が連携し抑止力を働かせなければならない」などと応じたということです。 石破氏らは蔡英文前総統らとも面会し、日台の安全保障分野での協力などについて意見を交わす予定です。