球団担当が予想した巨人の開幕スタメン

3年間リーグ優勝から遠ざかり、2年連続Bクラスの巨人。王座奪還へ挑む中、キャンプからし烈な外野のレギュラー争いも繰り広げられてきました。果たして、どの選手が開幕スタメンを勝ち取るのでしょうか。 【画像】セ・リーグの開幕投手一覧　阪神の開幕投手は？

【開幕予想オーダー】

1番 センター 佐々木俊輔 2番 ショート 門脇誠 3番 レフト 丸佳浩 4番 ファースト 岡本和真 5番 サード 坂本勇人 6番 キャッチャー 大城卓三 7番 ライト 梶谷隆幸 8番 セカンド 吉川尚輝 9番 ピッチャー 戸郷翔征

■“理想の1番”走攻守光るルーキー＆「揺るがぬ信頼」35歳新たな一歩

1番でスタメン起用が予想されるのはドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔選手。“ガニ股”で構える特徴的なバッティングフォームで、オープン戦では規定打席に1打席及ばなかったものの、18安打、7打点、打率4割と好成績を残しました。 佐々木選手は50メートル6秒の俊足を生かして守備範囲も広く、春季キャンプの守備練習ではバックホームをした際にスタンドがどよめくほどの強肩の持ち主。"走攻守"3拍子そろったルーキーが、開幕スタメンで出場し、新たな巨人を引っ張っていく姿に期待です。 2番は2年目の門脇誠選手。この新たな1、2番で印象的だったのは3月22日、楽天とのオープン戦。4回に佐々木選手が四球で出塁すると、続く門脇選手のライト線への打球で1塁から一気にホームイン。1、2番だけで得点を奪うなど、新しい巨人の攻撃を見せました。 阿部監督も「1、2番がああやってかき回してくれれば相手にも脅威にもなりますしプレッシャーもかけられる」と2人を高く評価しています。 3番は丸佳浩、不動の4番には昨季の本塁打王で6年連続30本以上のホームランを放っている岡本和真選手と予想。 そして5番は、プロ18年目で初めて、サードで開幕を迎える坂本勇人選手。春季キャンプでは、サード用に作った新たなグラブで練習。「この角度が気持ち悪いんだよな」と、見慣れないサードの景色に慣れるべく、何度も守備練習を行いました。 阿部慎之助監督が「4番岡本の後ろが大事」と、5番の重要性を語る中、オープン戦では坂本選手が5番で多く起用されました。5番に坂本選手がいることにより、4番との勝負を避けられない状況が生まれ、得点の確率が上がると予想されます。 オープン戦は打率1割4分8厘と少し心配ですが、これまで坂本選手がオープン戦で3割を超えたのは2回だけ。開幕に照準を合わせ、ここから調子をあげていくことでしょう。坂本選手も「最初の3試合はすごく大事なので、今年のジャイアンツは違うなという風に思わせられる戦いをしたい」と、意気込みを語っています。 いよいよ開幕戦を迎える巨人。阿部監督がどの選手を起用するのか注目です。