山本由伸発症の右肩腱板損傷 検査で偶然見つかることも 強度アップがリスクになったか…整形外科専門医の見解
ドジャース・山本由伸投手(25)が16日(日本時間17日)、右肩腱(けん)板損傷と診断されてメジャー移籍後初めて、15日間の負傷者リスト(IL)に入った。前半戦の復帰、7月16日(日本時間17日)にテキサス州アーリントンで行われる球宴出場は絶望的になった。 【図解】右肩腱板解剖図 ◆整形外科専門医・馬見塚尚孝氏 15日(日本時間16日)に途中降板となった際に張りを訴えた「上腕三頭筋」と、精密検査で損傷が見つかったとロバーツ監督がこの日明かした「右肩腱板」は別の場所。程度も分からず、現状の情報で復帰時期などに言及するのは難しいですが、今後はっきりしていくと思います。 腱板損傷には軽いものから重いものまであります。無症状の場合もあり、検査をして偶然見つかることも珍しくありません。山本投手の前日の映像を見る限り、気にしていたのは上腕三頭筋。上腕三頭筋の肉離れなどであれば、復帰にそれほど長い時間はかかりません。 トレーニングの効果などが出て、強度が上がってけがをするというのは、よくあること。前々回、7日(同8日)のヤンキース戦では最速98・4マイル(158・3キロ)が出ていました。強度が上がり、故障のリスクになった可能性はあると思います。
報知新聞社