広島電鉄中間決算「増収減益」2年ぶりの赤字 新乗車券システム設備導入の費用かさむ 通期は黒字見込む
広島ニュースTSS
広島電鉄の中間決算は、売上は前の年より増えたものの新しい乗車券システムの導入などで費用がかさみ、増収減益となりました。 【広島電鉄・仮井康裕 社長】 「まちなかでのイベントが行われるようになったことで、運輸業に関して非常に堅調に収入は推移している」 広島電鉄グループの今年度上期の売上高は、163億7300万円で前の年の同じ時期に比べ21億9900万円増加しました。 一方で、営業利益、経常利益ベースでは赤字幅が増え、最終損益は3億3500万円と、2年ぶりの赤字となりました。 その理由として、広島電鉄はインバウンド需要やイベントの増加による移動需要の活性化、運行の効率化などが好影響した一方で、人件費や新乗車券システム「モビリーデイズ」の設備導入などで費用がかさんだことをあげています。 広島電鉄は、来年2月から路面電車とバスの均一運賃を240円に値上げすることなどから、通期純利益の予想を12億5000万円に上方修正し、3期連続の黒字決算を見込んでいます。
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