能登豪雨で道路寸断 ドローンでりんご出荷
豪雨による土砂崩れで道路が寸断され、出荷に影響がでている石川県珠洲市の果樹園で、収穫したりんごをドローンを使って運ぶ取り組みが行われました。 【写真を見る】能登豪雨で道路寸断 ドローンでりんご出荷 記者リポート 「収穫したりんごを積んだドローンがいま着陸しています」 空からドローンで運ばれてきた真っ赤なりんご。 珠洲市高屋町の丹保果樹園は、先月の豪雨で道路が寸断され、車で行くことが難しいため、県と災害時の連携協定を結ぶ大手通信会社のKDDIがドローンを使っておよそ1.2キロ離れた高屋漁港までりんごを運びました。 ■車で40分→ドローンで2分 使用されたのは縦横およそ3メートルの大型のドローンで、車では40分ほどかかる距離をわずか2分で飛行します。 丹保果樹園 丹保正広 園主 「大雨で土砂崩れと道路の崩落で車が全然上がれなくなった。こういう方法があるというのを初めて知って、やってみようかと思いまして頼みました。ありがたく思う。道路の復旧次第でどうなるか分からんのですけども、また活用してみたいと思ったりもしている。」 ドローンを使った出荷の支援は、29日と30日の2日間行われ、目標を上回るおよそ400キロのりんごを運んだということです。
北陸放送