石橋氏が再選 青森県・横浜町長選 投票率70.74% 石木氏に572票差
任期満了に伴う青森県横浜町の町長選が1日投開票され、現職の石橋勝大氏(83)=無所属=が1523票を獲得、新人で医師の石木基夫氏(67)=同=に572票差をつけ、再選を果たした。投票率は70.74%で、前回2020年の76.05%を5.31ポイント下回った。 石橋氏は選挙戦で、原子力立地給付金を活用した電気料還元再開など、町民に身近な1期目の実績を強調。「コロナ禍で疲弊した1次産業を救う方策を探っている。ぜひやり遂げる」と町政継続を訴えた。 子育て支援の継続、高齢者への支援拡大などを公約に掲げ、町議10人中6人のほか、上北郡の全4人の県議、周辺市町村長、自民党の国会議員の支援を受け、組織戦を展開。精力的に街頭演説を重ね、高齢に対する不安を払拭した。 同町舘ノ後の事務所に午後9時半、当選の連絡が入ると、約80人の支持者から拍手と歓声が上がった。石橋氏は「皆さまに大きな力をいただいた。(2期目の)4年間、一身を賭して、町発展のため、自然豊かな未来ある横浜を築くために頑張る」と決意を語った。 一方、石木氏は「横浜創生」を掲げ「稼ぐ横浜町がテーマ。古い横浜を一掃しよう」と訴えた。だが、出馬表明が11月の告示直前と出遅れた上、診療の合間を縫って街頭に立つなど選挙戦に費やす時間も限られ、支持が広がらなかった。 石木氏は同町百目木の事務所で「15年間、地域医療を頑張ってきた評価がこんな大差になってしまったのかと思うと、ちょっと納得がいかない」と敗戦の弁を述べた。 【開票結果】(選管最終) 当選 1,523 石橋 勝大 83 無現 951 石木 基夫 67 無新 ▽有権者数 3,520 ▽投票率 70.74% ▽投票者数 2,490 ▽有効 2,474 ▽無効 16