熱中症対策に毎日‟冷却ジェルシート”を使用する夫。「扇風機」や「エアコン」を使ったほうがよいのでは?
毎日冷却ジェルシートを使用した場合にかかる費用は?
熱中症対策としては効果が期待できないかもしれませんが、冷感による苦痛緩和のために毎日冷却ジェルシートを使用している人もいるようです。「扇風機やエアコンを使用すると電気代がかかるのでもったいない」という理由があるとすれば、実際にいくらぐらい差があるのか確認しておいた方がいいでしょう。 例えば、8時間の冷却効果がある6枚入り328円(税込み)の冷却ジェルシートを1日1枚ずつ使用すると仮定した場合、1日当たり約55円かかります。 同様に、エアコンと扇風機を1日8時間使用した場合の電気代を「1時間当たりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×料金単価(円/キロワットアワー)」で求めていきましょう。料金単価は「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」が定めている31円/キロワットアワーで計算します。 ●消費電力635ワットのエアコンを8時間使用した場合の電気代 (635ワット÷1000)×8時間×31円/キロワットアワー=約157円 ●消費電力22ワットの扇風機を8時間使用した場合の電気代 (22ワット÷1000)×8時間×31円/キロワットアワー=約5円 上記の場合で考えると、冷却ジェルシートを毎日1枚ずつ使用したとき、エアコンより約100円安く済み、扇風機より約50円高くかかる計算です。
冷却ジェルシートによる熱中症対策効果はあまり期待できない|扇風機やエアコンを使った方がいい
冷却ジェルシートを貼ることで体を局所的に冷やす効果はありますが、体温そのものを下げることはできないと考えられています。そのため、熱中症対策としては効果が低いといえるでしょう。 毎日使用すると購入する手間もかかるので、電気代はかかりますが熱中症対策効果が期待できる扇風機やエアコンを活用した方がいいかもしれません。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部